2013/03/26

TOEFL iBTで高得点を取る人がやっている勉強法まとめ①

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TOEFL iBTを受けることになった。そこで、情報収集を行ったところ、どうもスコア90以上の人たちは皆似たような勉強法らしい。日本人が苦手だと言われているWritingやSpeakingについても、きちんとした方法論を聞けば「確かにそれなら満点も狙えるな」と納得。

需要がありそうなので&私自身の整理のためにもメモしておこうと思う。少々長くなるので何回かのエントリーに分けて掲載する。まずは前提や注意点について断りをしておく。その後に具体的な手法論に入る。早く具体的なやり方を知りたい、という方は次のエントリーを読んで下さい。というわけで以下、前提・注意点。


<TOEFLについて>

【1:TOEFLとは何ぞや】

主に海外留学の際に英語力を証明する資格。主にキャンパスライフの場面を想定したものやアカデミックな講義・文章を題材にしている。なお、日本で行われているiBTではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングでそれぞれ30点満点⇒計120点となる。詳しい内容はWikipediaを見ると分かりやすい。

【2:TOEICとの違い】

TOEICとの違いについて言えば、ライティングとスピーキングがあるので敷居が高い。なので、読解力+聴解力があっても残りの2つが苦手ならば、<TOEICで9割>⇒<RL9割>+<WS3割>=スコア72 / 120くらいになる。少なくとも留学時には80以上は必要だと考えておくのが良いとのこと。

<勉強を始める前に>

【3:英文法は習得しておく】

大学受験の勉強をそれなりに頑張った人はおそらく問題ない。目安はセンター試験で8割くらい。そうでない人や自信がない人は、Forestなどの英文法教材でしっかりと文法の基礎を習得しておいた方が良い。特に苦手意識がある人は、大きめの書店で中学・高校の教科書を探してもいいかもしれない。

とにかく文法ができていないと後々不便。例えば、名詞と動詞の機能の違いを正しく理解しなければ、単語暗記も読解に結びつかない。極端な例だが、trainを電車と読むか訓練と読むか、なんて下らないことに延々と時間を費やすことになる。

【4:公式問題を解いてみる】

オフィシャルガイドと呼ばれる書籍に実際の問題が掲載されているので一度解いておく。自分の現在のスコアを把握した方が効率的に学習できる。特に忙しい人の場合は、あれもこれも、というわけにはいかないので学習分野を絞る必要がある。何より、実際の試験を意識しながら勉強する方が、着地点が見えないまま勉強するよりも身が入るのではないだろうか。

<心構えについて>

【5:自分で情報を取捨選択する】

これから勉強法をまとめるに当たって、いくつか書籍を紹介することになる。中にはAmazonで低い評価を得ているものもある。個人の向き不向きなどもあるので、どれだけ効果があるか、については自己責任で判断して下さい。

ただ、書籍のレビューを見ると「初心者向けで自分には合わなかった」「単語帳だけどリスニング対策のためのCDを付けてほしかった」(だから低評価)といった意見もある。それぞれの教材に合った利用法があることを踏まえた上で判断して下さい。

同じように、人によって事情が異なるのだから、自分に合った形で情報を組み合わせて下さい。文章の中で単語を覚えるようなタイプの人に単語帳を押し付けたとしたら時間の無駄かもしれない。1日当たりで費やせる時間が少ない人が3つも4つも同時並行で課題を処理するのは難しい。あくまでもそれぞれの事情を顧みた上で判断して下さい。

【6:結局はどれだけ実行したか】

おそらくスコア90以上の方々に共通する勉強法というのは、必要条件ではあるが十分条件ではない。同じ勉強法にも関わらず低いスコアしか取れない人たちも、見えにくいだけで大勢いるはずだから。では、彼らの違いとは何か?

私の想像でしかないが、結局は「どれだけ実行したか」が重要なのだと思う。高いスコアを取得した人は、低いスコアを取得した人に比べて、それなりの密度・勉強量だと考えられる。医師に薬を処方してもらうだけで全快できる患者などいない。患者自身が体調管理に気を配り、適切な用法・用量を守って服用することで初めて闘病と呼べるようになる。同じことだと思う。

だから、むやみやたらに英語学習法エントリーをブックマークしたり、本来やるべき課題を後回しにして気分転換だけで何日も無駄にしたり、きちんと勉強もしないくせに瑣末な出来不出来で一喜一憂したり、前の参考書が終わってもいないのに他の人のお勧め書籍を購入したり、そういった「実行以外のこと」に費やす時間・労力を、少しでもいいから「実行すること」に振り分けることが必要になる。強いてコツを挙げるなら、「今すぐ10分だけやってみる」を意識するといいかもしれない。


とまぁ、私自身がやりがちなミスを意識した上で、前提・注意事項をまとめた。次回からは、英単語⇒リーディング⇒リスニング⇒ライティング⇒スピーキング⇒模試・試験当日について、の順に書く。

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